2020年10月12日月曜日

高次脳機能障害に関連する書類を久しぶりに見つけて∼パート1~

 先日、自宅の自分の部屋の机周りを片付けていると、1月あたりから自身で学んでいた作成していた高次機能障害に関する書類が出てきました。それは、自分の高次脳機能障害についてより学ぼうとしていて、私が響いたり共感した言葉や新たに知った説明などを自分でまとめた書類でありました。

今回、数回に分けて、私が響いたり共感した言葉や新たに知った説明などを紹介したいと思います。

文献名 『高次脳機能障害と家族のケア 現代社会を触む難病のすべて』筆者 渡邊修より

・自分の障害を理解する

 注意が行き届かないために、~病気をした後に怒りっぽくなったのに、自分では「そのようなことはない」という人もいます。このように、自分の障害に気づかない、自覚できないという症状が、高次脳機能障害の中にあります。これは、ひとことで言うと、「病識の低下」です。(頁173)

・病識の低下は、リハビリテーションを進めるうえでも家庭や社会で生活するうえでも、大きな阻害要因になります。(頁174)

・この症状は障害のすべてに対して自覚が低下するということではないようです。(頁174)

・高次脳機能障害者は、すべてに無関心の時期(ステージ1)、身体面の問題に気づき、それに対する葛藤の時期(ステージ2)、以前の自分とは違うことに気づく時期(ステージ3)、それに葛藤し、ともすると行動障害が表れる時期(ステージ4)、そして最後に自分自身の能力を知る時期(ステージ5)を経て、社会に戻っていくのです。高次機能障碍者は、これらのステージを互いに重複しながらも、社会参加に向けて、一歩一歩成長していくように感じます。

 障害への意識とは、たんに「私は記憶力が悪い」と知っているだけでは不十分なのです。できないことを理解し、自分で「メモをとろう」として補うなど実生活に活かされていなければいけません。そのために、実生活へのリハビリテーションが重要となってくるのです。(頁174~176)


□これらの言葉や説明は、これまでの人生を振り返って、納得できたり、そうだったのか、自身の次の気持ちへと移してくれる言葉ばかりすでに知っていた言葉などもありましたが、改めて、障害認識や高次脳機能障害について向き合わないといけないと知った最初のところでした。


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